プロアクティブ 無料お試しのココがすごい!

ドリンク剤には一四・四ミリグラムものβカロテンが添加されている。 全体が鮮やかなオレンジ色をしているのはそのせいである。
ちなみにβ-カロテンの一日所要量は二ミリグラムなので、このエース・ドリンク一本にはその一週間分が含まれていることになる。 E誌が一九九九年にスーパーマーケットや自然食品屈などで、二一種類のミックスフルーツジュースを検査したところ一〇〇パーセントの生ジュースだけだった。
それ以外のジュースはすべて果物と野菜の濃縮液をミックスしたもので、さまざまな加工・輸送路を経てきている。 そのため有効成分はほとんど残っていないので、工場で製造されたビタミンをたっぷり添加してある。

しかも、ラベルに表示されているよりも多量のビタミンが検出された製品もあった。 ビタミンC含有量が四〇パーセントも上回っていたものさえある。
もちろんメーカーは親切でそんなことをしているわけではない。 貯蔵中に大量のビタミンが失われるのを恐れるあまり、念には念を入れているのだ。
いくらなんでも多すぎる要するに、最近のフルーツジュースは社会の過剰ビタミン化に貢献しているのだ。 連邦消費者健康保護・獣医学研究所のロルフ・グロースクラウス教授は、フルーツジュースに添加されているビタミンに新たな問題が出ていることに注目する。
「このように単独のビタミンを食品に添加しても変質をいまのところ明らかにされていません」と言う。 工場で作られたビタミンが私たちの体内に入ってきたとき、多くの天然物質と反応して効果がなくなったり、逆に有害な作用を及ぼしたりすることは十分にありうる。
合成ビタミンはそれ自体が有害な場合さえあることも明らかになっている。 「このような物質はすべて、それ以上増えると危険だという限度がある」と、ミュンヘン工科大学の栄養学者G教授は言う。
その限度とはいったいどのくらいなのか。 科学者もこれについては明言できないでいる。
Uさんのような一般消費者は、起こさないかどうかはそれでは、いったいどうやって情報を得ればよいのか。 隠れている添加ビタミンについての大まかな知識もないので、それはなおさら難しい。
礼製品コーナーで、Uさんはミュラー社の「ヨーグルト・ビスケット」を見つけた。 とてもおいしそうだし、健康にもよさそうだ。

ラベルにはビタミン添加とは書いてないが、ケシ粒のような文字で、この製品がクリーム色をしている理由が記してある。 要するにβ-カロテンが添加されているのだ。
残念ながら量についての記載はない。 だがこの製品にもっと目を近づけて見ると、このビスケットを食べると一日所要量のほとんどを摂取できることがわかる。
ツォット社はビタミン添加物を顧客に提供するのに遠慮がない。 最近のヒット商品の一つ「モンテ」。
これは乳製品というよりは、チョコレートと生クリームのお菓子なので、甘党にはこたえられない。 メーカーはこの製品を「牛乳入りの濃厚な昧のおやつ」で、「チョコレートもナッツもたっぷり入っているので、健康によい」と宣伝している。
健康によいといっても、もとをただせばカルシウムとビタミンが添加されているということだ。 O君もそれに納得しているようで、長年の「モンテ」ファンである。
チョコレート色の容器に入ったこの製品は、子どもでも手が届くように、ヨーグルトの棚の一番下に並べてある。 O君が四個入りの「モンテ」をつかんで渡すと、母親はそれを無造作に買い物寵に放り込む。
「モンテ」一〇〇グラム中には、ビタミンFが一日所要量の二五パーセント含まれている。 これくらいなら、エクスクヴィザ社の「フルット・アモーレ」に比べれば、ささやかなものだ。
この製品は「健康によい食品」をうたい文句に登場してきた。 脂肪分はわずか〇・二パーセントしか含まれていないのに、一個食べるとビタミンFが一日所要量の七二パーセントも補えるという。

これは、かの有名な「フルヒトツヴェルゲ」とほぼ閉じ数値だ。 子ども用デザートの「フルヒトツヴェルゲ」一日所要量の七〇パーセントものビタミンFが含まれている。
一〇〇グラム中には、こんなに大量のビタミンFをデザートに添加するのには、いったいどんな意味があるのかという疑問が残る。 中央ヨーロッパの食習慣は従来から「動物性食品の割合が高かった」ので、所要量を超えるビタミンFを摂取しているはずだと、ボン大学の栄養学者・P教授は解説する。
言い換えると、わざわざビタミンを添加しなくとも、本来必要な量以上のビタミンFを摂っているのだ。 ヨーグルトに添加されているビタミンは、医学的な予防という意味ではなく、甘党の顧客を心理的に安心させるためにすぎない。
このおいしそうな色をした甘いデザートを食べると、健康によい効果が現れるのではないかという気持ちにさせる。 だが実際は、屋台でちょっとしたものを食べるよりも健康によいとはいいがたいのだ。
サプリメントなどの健康補助食品は、公然とビタミン添加を宣伝している。 この種の商品の価値はビタミン含有量によって決まるのだから、それもやむをえまい。
だがビタミンは、本来ビタミン供給源とはいいがたいソーセージやそのほかの食品にも密かに添加されていることが多い。 包装にはケシ粒のような字で内容表示が記載されている。
しかもE1〇1、E1〇6a、などといった暗号名を用いている。 これではまさに正真正銘の「スパイ」ではないか。
ビタミンCはビタミン・スパイの中でもスター級だ。 立法機関が無害だと規定しているので、制約なしに何にでも添加できる。
そのうえ製造にもあまり費用がかからないので、可能なかぎりどんな製品にも添加されている。 小麦粉にビタミンCを添加するのは、生地を安定させ、釜のびをよくしてスダチのよいパンを作るためである。
もっとも、生地に含まれたビタミンが加熱によってトレオン酸に分解されるという難点がある。 これについては以前からマウスを使った実験が行われているが、かんばしい結果は出ていない。

この物質は逆に動物に急性ビタミンC欠乏症を引き起こすからである。 人間もその例外ではない。
そうしたら、中に入っているトウモロコシが汚らしいウサギの糞のようになった。 こんな経験をした人は、おそらくだれもいないだろう。
冷凍食品には鮮度を保つために、酸化防止剤としてビタミンCが添加されているからである。 には、赤い着色料と化合して生肉の赤い色を出す「発色剤」の効果もある。
難点は、発がん物質のニトロソアミンが生成され、塩と一緒に肉にしみ込むことだ。 このような有害物質の発生を抑えるために、最近では大量のビタミンCをピックル液に添加している。
それがどのくらいの効果をもたらすかは、ミッテルヘッセンにある公的調査機関が調査結果を公表している。 六〇品目のうちの数品目にニトロソアミンが検出されたが、ごく微量で風邪のひきはじめにサラミソーセージを食べると予防できるかどうか、あったという。
もっとも、ソーセージのおかげでビタミン過剰症が起こっているかどうか、などの問題には触れていない。 加されている。

ビタミンC溶液をスプレーで肉の上に吹きつける方法もあり、これはベルギーで特許が取得されている。